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I AM

世界を変える力

10年前ハリウッドの小さな劇場で観た映画『I AM』を、昨日家でもう一度観ました。
今ならシェアできる、今こそシェアしたい、そう強く思ったので日本語の予告編をご紹介します。

YouTubeからも、Amazonからもレンタルできます。

 

ざっくり言うとこんな内容。

 

若くして成功した映画監督がある日事故に遭い、身体が回復したあとも鬱と頭痛に悩まされ、成功とは何か?人間の幸福とは何か?を考えるようになります。
この世界はお金のあるなしに拘らず不幸な人たちで溢れている。一体何が間違っているのか…
その答えを求めて著名な科学者や宗教家などにインタビューに行くというドキュメンタリー。
彼は人生の先輩たちから知識と叡智を受け取り、最後にある決断を下します。

 

折しも私自身、彼と同じような想いを抱き、その第一歩として離婚という決断をしたばかりでした。
離婚と共に成功に対する思い込みを捨てたのです。
当時は自己啓発セミナーが大盛況で、多くの成功哲学の本が売れていました。
スピリチュアル系の人たちも「引き寄せの法則」など経済的な成功を求める傾向がありました。今もあるかな。
或いは成長欲。何者かになりたい欲。人に勝ちたい欲。


それはそうです。私たちは子供の頃から競争するように教育されてきたのだから。
勉強、スポーツ、あらゆる科目で順位をつけられ競争させられます。
より多く稼ぐことが人生の目標。それが成功。
そんな人生ゲームあるいはモノポリーを実体験していくわけです。自分らしさを抑え込んで…

 

私も長い間そのことに疑問も感じず生きてきました。
でもそれって幸せな生き方?

人より多く何かを得ることで本当に幸せになれるの?
離婚を機に私は子供の頃からの刷り込み、自分で作り上げた思い込みをじっくり内観しました。
そしてそれらが幻想であることに気付き、ほとんどを捨てたのです。
 

私はこの映画に100%共感したけれど、当時はあまり人には言えませんでした。
一生懸命なにかに向かってる人を否定することになりかねないからです。
でも今なら共感する人が増えたと感じています。

 

Isolation=分離が人を不幸にします。私たちは本来ひとつです。皆繋がっているのです。
誰かを打ち負かしたり、傷つけたりすることは、自分を傷つける行為に他なりません。
 

私はあるがままの自分を愛しています。ラベルを剥がしたオーセンティックな自分です。
なので私は、私のいるこの世界を愛します。この世界で共に生きる人も動物も植物も。